6月4日、前回の棚田の撮影に引き続き、
「日本棚田百選「東後畑の漁火」とカフェ」(前回記事)
今回は漁火の撮影にチャレンジしてきました!!!
田植えはもうすっかりおわっていました。ちょっと残念。
漁船は日の入り後、当然のことながらライトをつけ始めます。
この日の日の入りは19:24。
この時間を目安にカメラマンは現場に駆けつけます。
わたしは、19:13に東後畑に到着。
この時すでに、カメラマンさんの姿があたりにはずらり!
平日木曜日の日暮れ・・・。
仕事終わりに駆けつけましたが、先輩カメラマンさんたちは
すでにポジション取りばっちり。
ガードレールに沿って何十人の人がスタンバイしていましたが
かろうじで、まあまあ撮れそうなポジションに三脚を構えることができました!
日が暮れ始めて、だいたいの漁船に灯がともった頃の写真。
なんだか漁火が思ったよりチープな写り・・・
周囲からも今日は曇りだったからか・・とガッカリムードな声も聞こえました。
が、しかし。
20:30を過ぎた頃でした。
暖かい空気が流れこんできた時に、冷たい水面や地面によって冷やされて
発生する霧のおかげと推測されます。
(暖かい空気が入って来やすい初夏の海に多い霧で、
「海霧(うみぎり・かいむ)」ともよばれている現象です。)
日中あたためられた空気が、すぐそばにある山の山風によって
海上にながれこんだのかもしれません(素人の読みです。汗)
一番星と漁火。
日が暮れた棚田と漁火。
町の灯りと漁火。
海にロウソクがたくさん立てられているみたいですね。
本当に感動しました。
そして、最後に見て頂きたいのはこの写真。
写真の真ん中のすこし上に星のような光が見えます。
漁火光柱は、遠く海上にある漁火がその上空に光柱を発生させる様子
(漁火が複数であればその数だけの光柱が生まれる)現象です。
日本であれば日本海沿岸各地で観測されることがあります。
なぜこんな現象がおきるのかというと、
雲の中に六角板状の氷晶があって、風が弱い日、これらの氷晶は落下の際の空気抵抗のために
地面に対してほぼ水平に浮かびます。
そして、このほぼ水平に浮かんだ板状の氷晶の表面で漁船からの光線(漁火)が反射され、
漁火の虚像として見えるのが漁火光柱。
という仕組みがあるみたいです。
(理科の授業みたい・・・)
そんな固い話は抜きにしても、漁火の撮影はとても感動的でした。
肉眼で見ることが何よりも感動します。
漁火を美しく撮影するためには
- 三脚(カメラを固定できるもの)
- シャッタスピードを遅くする5〜15秒くらい
- ISO100
この3つは欠かせないかと思います。
(素人ながらですが・・・)
そして、日が暮れると気温は下がります。海の近くだし。
羽織ものはちょっと大げさなあたたかさで準備したほうが良いです。
最後に、駐車場。わりと車を止められそうですが、
休日だとあふれることだと思います。
(日曜日の夜とか。。。?※土曜日は日曜日が漁港がお休みなので、漁に出る船は少ないです。)
木曜日の夜なのに、駐車場の4分の3くらいは車で埋まっていました。
上記のポイントとマナーに気をつけて漁火と棚田を楽しみましょう!!!
来年は夕日と棚田を撮影したいです!!!
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