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都市部を除けば、森が当たり前にある日本。
実は森がそばにある事は当たり前のことじゃない?!
みたいです。
それには “雨” が大きく関係しているようです。
その理由をご紹介します〜
日本は降水量が多い国です。下の図を見ると一目瞭然。
注)日本の降水量は1971年から2000年にかけての平均値。
世界および各国の降水量は1977年開催の国連水会議における資料に基づく
国土交通省土地・水資源局水資源部「平成16年版日本の水資源」(2004年8月)から作成
降水量が世界平均より多い日本に住んでいると、雨って鬱陶しいし、
髪はセットしてもうねるし、嫌だな〜という印象だけど、
雨がとんでもなく少ない国もあるんです。
たとえば、エジプトのカイロ。
年間平均降水量は21mm!!(ちょっと古いデータかもしれないですが)
日本でいうと、夕立1,2回の量なんです。 😯
こんなに降水量がすくない場所では、木はおろか、草も生えないので
砂漠になるんですね。
日本に住んでいると、砂漠は珍しいものだと思いますが、
地球上の陸地の5分の1は砂漠なんです。
(そんなに珍しいものでもないみたい)
砂漠よりももうすこし降水量が増えると、草が生えます!
それが草原です。
世界には
- アメリカ中央部のプレーリーという温帯草原地帯
(プレーリードッグの由来。プレーリードッグがたくさん住んでいる!!)
- 東ヨーロッパのステップという大草原地帯
- 南米のパンパス
といった、広大な草原があります。
日本にも草原はあるよな〜と思ったあなた!(がいれば)
あれは人工的な草原です。
山火事などで木が燃えて、草地になり、そこに放牧したら
草原が維持できた・・・それが日本の草原です。
天然物の草原は日本にはないのです!びっくり。
草原よりも降水量が増えて、湿ってくるとようやく木が生えます。
点々と草原の中に木が生えて、茂みが出来る。それがサバンナ!
サバンナより雨が降ると、ようやく森林ができるのです。
それを植生の原則といいます。(生物や理科の授業みたい・・・)
日本は降水量が十分にあるので、日本中のどこにでも森林があるんですね。
でも、日本みたいに森林ができる条件を満たしている場所はそんなにないんです。
地球上の陸地の3分の1が森林です。
(砂漠化が進んでいるからもっと、少ないかもしれないですね・・)
森林があるのは当たり前じゃない。
日本は豊かな森に囲まれていて恵まれてるんだ。 😥
森を大切にしたいと思いました。
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