2022年8月12日、台風が近づくなか長野県の 霧ヶ峰高原 を訪れました。
もし晴れていれば、草原の緑と青空がどこまでも広がる爽快な景色を眺められたはずですが、この日は一面の濃い霧。まさに「霧ヶ峰」の名を体感する日となりました。
今回は登山や本格的なトレッキングはせず、ビーナスラインをドライブしながら軽く立ち寄っただけですが、視界がほとんど効かない中でも多くの登山客が山の奥へと入っていく様子を見かけました。その人気ぶりに改めて驚かされました。私は駐車場の周辺を少し歩いただけでしたが、霧に包まれる幻想的な雰囲気と高原のひんやりした空気を味わえました。
霧ヶ峰で霧が多いのはなぜ?
霧ヶ峰は全国的にも「霧がよく出る場所」として知られており、年間で200日以上霧が発生するのが特徴です。
記録によっては、車山山頂で1年に約300日近く霧が観測されたこともあるそうです。
なぜこれほどまでに霧が多いのか。
理由のひとつは「風」と「標高差」です。諏訪湖周辺(標高約760m)の平地から吹き上がる風は、霧ヶ峰(標高約1,700m)にたどり着くまでにおよそ940mの高度差を駆け上がります。その過程で空気は一気に冷やされ、水蒸気が凝結し霧となります。
諏訪の街から霧ヶ峰を見上げると、山頂付近だけが雲に覆われているように見えるのはこのためで、実際に途中の集落(標高1,000m前後)では霧が晴れていることもしばしばあります。
霧が織りなす景観の魅力
とはいえ、一日中ずっと真っ白に覆われているわけではありません。
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ゆっくり霧が流れ込み、景色が飲み込まれていく瞬間
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霧の切れ間から突然、鮮やかな緑や青空が顔をのぞかせる瞬間
その移り変わりのダイナミックさこそ、霧ヶ峰ならではの醍醐味です。

霧まみれですw
しかし、足元をみればかわいらしい高山植物が
あちらこちらで花を咲かせていました。


広い高原は霧に包まれていても
思わず駆け出したくなるほど開放的です。




解放感!!!!
ただ、夏もとっても涼しいので、長そでをもっていかないと凍えるので注意が必要です。
平均気温
01月 -7.1℃
02月 -6.7℃
03月 1.4℃
04月 7.6℃
05月 11.5℃
06月 14.7℃
07月 20.4℃
08月 19.8℃
09月 14.3℃
10月 9.4℃
11月 4.7℃
12月 -2.4℃
引用 https://kirigamine.suwakanko.jp/about/
私も次は晴れ渡った霧ヶ峰を楽しみたいのでぜひ再来したいとおもいます。
霧ヶ峰 基本情報
| 標高 | 1600m |
| 所在地 | 長野県茅野市・諏訪市・諏訪郡下諏訪町・小県郡長和町 |
| アクセス | ◎諏訪市 上諏訪温泉より車で 約40分 ◎中央自動車道諏訪インターチェンジより県道40号(霧ヶ峰 白樺湖線)経由、車で 約40分 |
| メモ | 5月下旬は、コバイケイソウ、6月中旬はレンゲツツジ、7月中旬はニッコウキスゲが見頃。
特に、ニッコウキスゲはすばらしいらしい。(私はまだ見てない) |
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