駒ヶ岳・神山・大涌谷トレッキングを振り返る 後編

大涌谷をめざして、下山開始。

大涌谷が近づくにつれて、いわゆる”硫黄の匂い”が強くなってきました。

ドキドキ。

そして、増えていく看板と警報機。

大涌谷分岐から大涌谷園地までのコースでは、
火山ガスが発生しています。
危険なガス濃度になると警報装置で
お知らせします。十分注意してください。
箱根町

IMG_1392

冠が岳まで5分と書いてある看板の目の前に到着。

5分の横に先人の「ちょっときつい」の文字を発見w

夕暮れが近づいていたので冠が岳には立ち寄らず、ひたすら下山・・・

IMG_1394

富士山も見えました。

そしてとうとう現れた、立ち上る火山ガス!!

IMG_1399

注意
この警報機が
黄色点滅(ブザー)の時は
火山ガス濃度が高くなり、注意が必要です。
立ち止まらず、通行してください。
赤色点滅(ブザー)の時は
火山ガス濃度が非常に高くなり、危険です。
至急、下山してください。
箱根町

注意書きの看板が大きくなり、文字が増えていく・・・。

自然の恐ろしさにドキドキしました。

大涌谷の雰囲気はもののけ姫のたたら場を思い出させるようなものでした!

モロが走り抜けてきそう・・・

景色に目を奪われて、たたずんでしまいました。

IMG_1437  IMG_1441

四方八方ガス・・・・

大涌谷って?
約3000年前、箱根火山で水蒸気爆発による山崩れが発生し堆積物が地表を覆いました。さらに約2900年前に、小規模な火砕流が発生、冠ヶ岳ができ、また火山砕屑物が積もりました。
この2つの火山砕屑物と山崩れによる堆積物の間が現在の大涌谷と呼ばれるエリアです。
かつては「大地獄」と呼ばれていたのですが、1873年(明治6年)8月5日の明治天皇・皇后のご訪問を前に、現在の「大涌谷」に改称されました。
その後、大涌谷観光センターが整備され、観光用に噴煙や硫黄を見ることが出来るようになり箱根の代表的な観光スポットとして、多くの観光客で日々賑わっています。(大涌谷 黒たまご館ホームページより引用)http://www.owakudani.com/

IMG_1431

写真を撮ろうと振り返ると、

火山ガス注意

立ち止まらないでください

立ち止まってしまってたじゃない!!!看板逆向きにもつけて!!と焦る。

IMG_1433

そして、なんとか無事に下山しました。

下山後は大涌谷をちょっと観光 ♪

IMG_1440

ガスの匂い、量が半端じゃない。

ほんとに具合が悪くなりそうでした。

人体に有害な火山性ガス(硫化水素、二酸化硫黄)が発生しているので、本気で注意が必要です。

・ぜん息の方
・呼吸器系に異状のある方
・心臓に異状のある方
・体調のすぐれない方

は命にかかわるほど危ないみたいです。気をつけましょう!!

IMG_1443

そして、名物の黒たまご!!登山後の黒たまごは最高においしかったです

(また食べたいよーーーーー涙)

なぜ黒たまごは黒いのか?
地熱と火山ガスの化学反応を利用した「黒たまご」は、生卵を温泉池でゆでると、気孔の多い殻に鉄分(温泉池の成分)が付着します。これに硫化水素が反応して硫化鉄(黒色)となり、黒い殻のゆで玉子ができあがります。(大涌谷 黒たまご館ホームページより引用)http://www.owakudani.com/

黒い殻は硫化鉄だったんですね!

これはうまい!!

1つ食べると7年。

2つ食べると14年寿命が延びるとか?

寿命21年のばしちゃいました☆←

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そして、黒たまご専用のロープウェイが温泉地と下にある売店を行き来する様子は

とってもかわいらしいです。

IMG_1435
富士山を眺めながらまったりしていると、日があっという間に暮れて

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最終のロープウェイを乗りのがして大惨事になりました。

(なんとかタクシー下山しましたw)

時間をしっかり確認して、観光しましょう。。。

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帰りは箱根湯寮で立ち寄り湯。

疲れを癒して、帰宅しました。


緊張状態が続く大涌谷ですが、

火山の専門家は「大涌谷は火口そのもの」と述べているように、

煙が吹き出しているところがどこでも噴火口になる可能性ある

実はとっても危険な場所なんですね。

それなのに、これまでの人間と大涌谷の距離は近すぎたんだとか・・。

 

危ないと分かっていても、自然を近くで感じたいと思ってしまいます。

黒たまごも食べたいです・・・。

はやく火山活動が落ち着いて、近寄れる日がくるのを願うばかりです。

 

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SHIERI

投稿者プロフィール

“整備された範囲で、安全に楽しめる自然”や“おしゃれな、こだわりの田舎のお店”を愛しているミーハーです。ワークライフバランスを何とか保ちながら、貯めたお金で海や山へお休みの日は出かけてはしあわせを感じています。そんなしあわせを感じたスポットをコツコツお届けしています。

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