十種が峰登山 〜春のいきもの〜
十種が峰を歩く中でみつけた生き物をの名前などを調べてまとめました。
今まで植物も昆虫も「きれい〜」か「きもちわるっ」くらいの視点でしか
見てきませんでしたが、調べてみると尊い生き物だな・・としみじみしました。
参考になればと思います。
ラショウモンカズラ(羅生門葛、学名: Meehania urticifolia )
シソ科ラショウモンカズラ属の多年草。4〜5月に咲く。山地の林の中や林の縁、山道の道端などに咲く。名前の由来は、渡辺綱が羅生門で切り落としたとされる鬼女の腕に見立てたものとされる。花言葉は幸せを招く。
多年草とは?
1年で咲いてかれずに、何年か通してその個体自身の姿で生きていける植物。
フジ(藤、学名: Wisteria floribunda)
マメ科フジ属のつる性落葉木本。低い山地、平地の林に咲いています。フジは日本の固有種。
花言葉は、恋に酔う、決して離れない。
マムシグサ(蝮草、学名:Arisaema serratum)
サトイモ科テンナンショウ属の多年草である。有毒植物。偽茎(下の図参照)は、葉柄下部の2つの葉鞘(ようしょう)部分が重なってできたもの。紫褐色のまだらな模様があります。この模様がマムシに似ているのでマムシグサと呼ばれています。
球根や葉にはシュウ酸カルシウムの針状結晶が含まれ、有毒。食べると口の中からのどまでに激痛がはしり、唾を飲みこむことすらできないほど・・。
葉鞘とは?
葉の基部が鞘(さや)状になり、茎を包む部分。
ヤマシャクヤク(山芍薬、学名:Paeonia japonica)
ボタン科ボタン属の多年草。
開花時期は4-6月。花が開いているのは3-4日程度!朝鮮半島と日本の北海道・本州・四国・九州の落葉広葉樹林下などの山地帯に生えていて、石灰岩の地を好む傾向がある。
環境省のレッドリストの準絶滅危惧(NT)に指定されています。山口県のヤマシャクヤクは危急種(ききゅうしゅ)野生絶滅の危険性が高い種)に指定されています。
野生絶滅って?
ある生き物の生息・生育が飼育下でしか確認されない場合、もしくは本来の生息・生育地とは違う地域で野生化したものしか生息が確認されない場合に、その種は野生絶滅したとみなされます。
ザトウムシ(座頭虫)
節足動物門鋏角亜門クモ綱ザトウムシ目に属する動物の総称。足が短いものも居ますが、今回見つけたのは足が長いもの。マメにながーい針金みたいな足が生えたような見た目。アメリカでは「あしながおじさん」という愛称で呼ばれる事もあります。足の長いものは、低木や草の上、岩陰などで生活する。天敵から身を守る為に、足を自分で切っちゃうこともあります。
タゴガエル(Rana tagoi)
両生綱無尾目アカガエル科アカガエル属に分類されるカエル。繁殖は4~5月。渓流内の湧き水がある岩の隙間や土の中で行い、あちらこちらからグゥッ、グゥッというくぐもった鳴き声が盛んに聞こてきます。繁殖期のオスは体側面の皮膚がひだ状にびよよんと弛緩する。土の中や隙間に居る事が多いので、姿を見かける事がなかなかできない。(写真が撮れませんでした・・・orz)
今がシーズンの生き物たちの姿をぜひ探してみてください〜
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